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2014年度担当した研修

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2014/12/01

初任者の授業を参観して感じたこと

Tweet ThisSend to Facebook | by:kawashima
勤務校で,初任者の授業を総合教育センターの担当指導主事が来校されるというので,参観しました。

教科「国語」の単元は「漢詩の鑑賞」で,李白の「静夜思」を題材に,漢詩のきまりなどが説明されていました。
五言絶句や七言律詩など,懐かしい用語がたくさん出てきました。

「韻を踏む」の説明では,普段なかなか分かりにくい部分ということで,ラップの音楽を使うなど,工夫の跡がうかがえました。
例示に使うコンテンツは,明快で分かりやすいものを使えると,とても有効だと思います。ただし,引用の時間が多くなると,そちらの鑑賞に軸足が移ってしまう恐れがあるので,足りないくらいがちょうど良いのかも知れません。

また,授業のなかで漢詩を読ませていたのも良かったと思います。
詩も「言葉」なので,読み上げる中でリズムや上述の「韻」なども分かるのではないでしょうか。私も高校時代に,作品の冒頭部分などを良く暗唱させられましたが,その時は大変なのですが,そういうプロセスをとおして,作品への親しみの感情なども芽生えたように思います。

内容も良かったし,授業の楽しい雰囲気も良かったと思います。また,生徒との掛け合いの様子から,日頃からの生徒との関係の良さがうかがえました。

終了後,指導主事とお話しする機会がありました。
以前は代表者の授業だけでしたが,現在はこのような授業参観を全員対象に行っているとのことでした。途中で,授業をビデオ撮影した映像を提出させたりしていますが,「実際に参観するのに勝るものはない」という言葉が,とても印象的でした。

確かに,実際の授業を参観するのはとても参考になると思います。しかし,実際参観に行くとなると大変なのも事実です。担当指導主事も「今年は8人なのでたいしたことはありません」と謙遜していらっしゃいましたが,その前後の指導や忙しい時間を割いての出張はなかなか大変だと思います。総合教育センターの「初任者に対して手塩に掛けて育てる」視点にエールを送りたいと思いました。

21:00 | 今日の出来事